BKP/PVPの差ってなに?

2019,03,03 沖縄のカヌチャベイリゾートゴルフ場に友人達と行って来ました。

気温28度、友人のゴルフ肘も私の肩こりもすっかり良くなり、気候や保温の大切さを痛感しました。ひどかったのはゴルフのスコアだけでした。

以前は安静による保存的治療が中心だった

圧倒的な超高齢者社会が嵐のように接近して来てます。一般の方よりも整形外科開業医は、それを如実に感じ取ることができます。

例えば、脊椎の圧迫骨折で来院される患者数も、昨今急激に増加しているからです。

背椎の圧迫骨折は昔から高齢者を苦しめ、寝たきり状態に陥る主な原因とされて来ました。 しかしながら、治療法は2−3ヶ月間の寝たきりの入院治療から、ただ自宅療養に変わっただけで、最近まで、大きな変化はありませんでした。

先ずはPVP

そこへ颯爽と現れたのが、PVP(経皮的椎体形成術)です。レントゲン透視下において、潰れている椎体内に骨セメントを注入し、瞬時に固定化するため、先ず、痛みが大幅に軽くなり、その後の椎体の潰れの進行も抑える画期的な方法であり、受傷した患者の日常生活動作の改善の程度は飛躍的にアップしました。

しかし、粉砕が強い場合や血流が豊富な場合、注入した骨セメントが分散し、注入に苦労する場合も認められました。

次にBKP

そこで、骨セメントを直接椎体に注入する前にバルーンを挿入し、椎体内にスペースを作り、そこへ骨セメントを注入する方法がBKPです。椎体の外や、血管内や脊柱管内への骨セメントの分散や誤注入がなくなり安全性は向上しています。

筆者はというと

主にBKPよりもPVPを好んで行っています。その理由は、注入開始時間、注入速度、注入量を管理すれば誤注入は防止できますし、バルーンで作った球状のセメント玉よりも、椎体全体に染み込むように侵入した骨セメントは、隣接する椎体にも悪影響を与えにくいからです。術後の満足度もBKPよりもPVPの方が優れています。しかしながら、最終的には術前のX線、3D-CT、MRIで決定しています。詳しいことはお会いした際に御説明しますが、当院に通院中の患者が圧迫骨折を発症した場合は、多くの方がこの手術を受けられ、直ちに痛みから解放されて、いち早く社会復帰しておられます。 

実際の手術件数をここでは申し上げませんが、その経験年数、実績は飛び抜けて豊富ですので、圧迫骨折後の後遺症の痛みで悩まれ、当院を受診された際には、待合室で、ねえ奥さん、あなたはどうだった?と関西のノリで気軽に尋ねてみてください。

医療法人深緑会 理事長 田邊隆敏

この治療のご予約、お問い合わせは当院まで 072-988-5557

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